注文住宅

家づくり何から始める?効率的な進め方と全体の流れを解説

家づくりの進め方

家づくりはだれでも初めてのことですので、何から始めるのか不安になりますよね。

実際に土地探し、間取り決め、住宅ローンなど考えることは山ほどあります。

家づくりの進め方は、その人の状況次第で変わるものですが、普段の忙しい生活の中で家づくりを進めていくのであれば、以下の手順が効率的に進められます。

【STEP1】
・家づくりのイメージを書き出す
・家づくりの情報収集をする
・住みたい地域を決める
・予算を決めておく
【STEP2】
・住宅メーカーを探す
・家を建てる土地を決める
・住宅メーカーを決める
【STEP3】
・住宅ローンについて考える
・施工→引き渡し

人生の中で一番高い買い物が『家』と言われていますし、何回も買うものではありません。
失敗だけはしたくないですよね。

注文住宅での家づくりは、考えることも決めなければいけないこともたくさんあります。

そのため、ここでは普段の忙しい生活の中で、効率よく家づくりの準備をしたいという方にとって、有益な情報を盛り込みました。

家づくりの最初の行動|70%が住宅展示場に行くと選択

実は、世間一般では家を建てようと思った人の70%が一番最初に住宅展示場に行くことを選択しています。

引用:LIFULL HOME’S

住宅展示場は実物を見ながら家づくりのイメージを作れるのですが、最初の1歩目の選択としては半分正解で半分間違い。

何も決めていない状態では、展示場にある住宅や間取り、アイデアなど全てがよく見えてしまいます。
加えて、わからないことが多い状態で、住宅メーカーからの営業や説明に時間を取られてしまいます。

正直、住宅展示場に通い続けていては時間がいくらあっても足りないです。

効率的に進めるには、あなたが住みたい家の前提条件を先に決めておくことが必要です。

理想の家のイメージを書き出す

まずは、あなたや家族の理想の家のイメージを書き出してみてください。

オープンキッチンにしたい、書斎が欲しい、リビングには大きな窓で日当たりを良くしたい
などなど、なんでもOKです。

どんな家に住みたいと感じているのか
家づくりにおいての軸をブラさないためにも、理想を確認しておきましょう。

もしここで、あまりイメージが浮かんでこないのであれば、家づくりに関する情報が不足していると判断できます。

むしろ初めてのことなので、なかなか浮かばないことも多いです。

その時は、住宅展示場に行くのではなく注文住宅のカタログ資料を見てイメージを膨らませてみましょう。

家づくりを始めた段階であれば、わざわざ住宅展示場に足を運ばなくても資料請求で十分な情報を得られます。
しかも資料請求だけなら無料です。

注文住宅のカタログ資料請求については、こちらの記事をどうぞ。

住みたい地域を決める

家づくりのイメージが膨らんできたら、どこに住みたいかを考えていきましょう。

もしかしたら、理想の家のイメージを書き出した段階で、どういう生活スタイルになりそうか浮かんでいるかもしれませんね。

この段階では、住みたい地域を決めるだけでOKです。
土地まで探して決める必要はありません。

見るとすれば『○○駅から徒歩15分の場所なら土地の価格も安そうだ』ぐらいでOKです。

家づくりにかける予算を決めておく

収入や貯金額も考慮しながら、家づくりにかけられる予算を決めておきましょう。

注文住宅の購入予算は、世間一般では世帯年収の5倍といわれています。

国土交通省住宅局の「平成29年度 住宅市場動向調査報告書」によれば、注文住宅を建てた人の平均世帯年収は698万円です。

698万円の5倍というと3,490万円になりますね。

実際の購入資金は、土地を購入した注文住宅の新築世帯で平均4,334万円、建て替え世帯で平均3,128万円という結果です。

建物だけで3,128万円ですから、妥当といえば妥当ですね。

ちなみに、平成27年度の全国の平均世帯年収は659万円ですので、2年で世帯年収は40万UPという状況です。

実際の購入資金は、土地を購入した注文住宅の新築世帯で平均4,176万円、建て替え世帯で平均3,072万円でした。

ざっくり目安の考え方としては、注文住宅の価格が3,000万円台で、希望のする条件を設定できて、2,000万円台だと少し制約がかかるぐらいでOKです。

理想をかなえる住宅メーカーを探す

家づくりのイメージができたら、条件をかなえることができる住宅メーカーを探します。

方法としては主に3つです。

  • ネットでカタログ資料を取り寄せて比較
  • 住宅展示場で理想の家に近い会社を探す
  • 相談窓口で中立的な立場から意見を得る

中には、土地探しまで請け負う住宅メーカーも数多くありますので、まとめて相談できれば楽ですよね。

また、相談窓口でプロに希望条件に見合う住宅メーカーを探してもらうのも一つの手です。

オススメは『LIFULL HOME’Sの住まいの窓口』です。
家づくりの進め方のアドバイスを無料で相談でき、中立的な立場から意見をもらえます。

トータルサポートなので、家づくりの初期の段階で相談しても良し、プランが固まってきてからの相談もよしです。

このように、住まいの窓口で紹介してもらった住宅メーカーのみ展示場をめぐって探す方法も効率的ですね。

土地を購入する

理想の家のイメージがつかめたところで、住みたいと考えている地域で土地探しを始めましょう。

土地を先に決める理由としては、土地の形や広さなど、土地の正確な要件が出そろった段階で、ようやく間取りの作成に取り掛かれるためです。

正確な間取りや住宅プランがなければ、購入予算を出すこともできないですからね。

施工会社の決定

住む土地が決まれば、いよいよ間取りなど詳細条件の詰めです。

この段階で、すでに施工会社を1社に絞っている必要はなく、複数社に見積もりや間取り作成を依頼して比較検討することも可能です。

むしろ、複数社(3社程度)からプランをもらったほうが、費用も下がる傾向にあります。

しかし、購入費用だけで考えると、劣化が早かったりアフターフォローが悪かったり、安かろう悪かろうになるのはもったいないです。

先のことまで考えて、施工会社を決定するようにしましょう。

住宅ローンを考える

施工会社と契約を行い、住宅の費用やプランが固まったところで、ようやく住宅ローンの本格的な検討段階に入ります。

概算で、いくらまで借りられるかを計算しておくことはできますが、住宅費用がはっきりしない限り、正確な金額は出すことができません。

基礎知識として、住宅ローンは建物を建てるためのローンであり、土地の購入費用に対しては適用ができません。
土地の契約、購入時はつなぎ融資を行うのが一般的な方法となります。

家づくりの流れをつかんでから始めよう

家づくりはやるべきことがたくさんありますので、家づくりの全体の流れを先に抑えておくことが必要です。
そうすることで、普段の生活と並行して家づくりを考えていくことができます。

家づくりを進めていくと様々な分岐点が出てくると思いますが、皆スタートは一緒です。

家づくりのスタートで失敗しないためにも、理想の家の軸をもち、情報収集も欠かさず行っていきましょう。